製品情報

精密空調にとって重要な要素は空調機本体だけではありません。対象エリアを囲うブースも内部設備や周囲環境、温湿度制御精度によりその要求される機能は異なります。当社は長年にわたり蓄積された空調技術を応用し、お客様のニーズに適合した「最適空間」を設計、製作、施工いたします。

NSサーマルキューブ

標準タイプ

標準ブースタイプ
簡易タイプでもダウンフロー構造で
均一な温度分布を実現
簡易ブースタイプ
より軽量、簡易組立てを追求した
リーズナブルなアルミフレームブース
伸縮可能タイプ
伸縮自在の恒温ブースで作業性(工具交換、装置の出し入れ)アップ

超高精度タイプ

超精密加工用
【主仕様】
吹出温度精度 ±0.02℃
【構造】
断熱パネル構造
【特長】
高気密、低振動、高精度温度分布
検査装置用
【主仕様】
吹出温度精度±0.05℃かつワーク面にて多点温度分布精度 ±0.1℃
【構造】
フレーム構造+断熱パネル
【特長】
ユニット構造で省工事。

特徴

負荷予測制御方式
リターンセンサ(PT1)の入力値から負荷変動を予測し、それぞれのヒータの制御出力を調整する制御方式を新たに開発しました。
制御システムフローを右図に示します。特許番号取得商品特許第4555856号

負荷予測制御方式の効果
予測制御を行う前後の結果から、温度の振れの傾向を示す標準偏差の値としては
制御前:σ=0.007
制御中:σ=0.005
となり、制御の効果が見られます。

Active thermo control systemアクティブサーモコントロール
Active thermo control system
ワークポイントにおける温度制御精度の保証

日本スピンドルでは、独自の技術により、外乱・ブース内部の発熱等による影響を最小限に抑え、加工点における温度精度保証を可能にしました。今までお客様を悩ませていた吹出制御点と加工点との偏差調整が不要となり、加工点における温度安定性が大きく向上しました。

恒温ブース温度制御ユニット

従来方式(吹出点のみの制御)
Active thermo control system

■アプリケーション例
・恒温ブース内にセンサーを複数点セットすることが可能。
・センサーを複数点セットした場合、有効とするセンサーを選択することも可能。
・既設サーマルキューブのアクティブサーモコントロールへのバージョンアップも可能。
・温度等の各種データの伝送、吸上げ可能(USB等)。